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オーガニックメソッド8 外国産化粧品とは

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化粧品で、海外産、外国産、輸入品の問題点として考えられるのはどんな事があるでしょうか?

何となく良いイメージが持てません。

 

化粧品は、国によって使用禁止とされている成分が異なります。日本の化粧品の規格は世界レベルで見ると厳しい方であり、かなり安心して使えるのですが、海外製造・輸入化粧品の場合、日本では使用が禁止されている成分が入ったまま製品化されてしまうという問題が過去に起こっています。

 

日本の化粧品は厚生省の規定により

「ネガティブリスト」「ポジティブリスト」などがあり、配合が禁止(制限)されている成分が決められています。

 

ネガティブリストに記載されてるのは「有害成分」ということができます。

 

またポジティブリストは、〇〇しか使ってはいけません、というリストです。

例えばタール系色素の場合なら「数ある色素の中で使用して良い色素は〇〇だけです」というような制限です。日本の化粧品に使用許可されているタール系色素は83種類ですが、配合率や粘膜への使用は不可など、いろいろな条件付です。

 

さまざまな化学製品が新たに研究され増え続けていますが、その中で、人体に有害であることが確認されると「ネガティブリスト」に追加され、「ポジティブリスト」からは削除されていきます。追加や削除が遅すぎるという意見も出てるくらいです。

 

ちなみに、食品に使われていた添加物に関しては1960年代から、使用禁止になる成分が増え続けています。使用可能なタール系色素は、今は12種類へと減り、それぞれ一日摂取許容量が決められています。

 

薬機法は更新していくので、常にチェックしていないといけないわけです。

化粧品・医薬部外品等ホームページ

ご参考までにリンクを入れてみましたが、素人が理解するのは非常に厳しいです。

 

どんな成分を危険とするかは、国によってかなり見解が違っているようです。

 

輸入コスメの中の “日本では欠番になっているコスメ” は日本では許可されない成分が配合されているからですし、また、日本で売られているものでも、輸出できない製品もあります。

 

 

海外の化粧品や原料が輸入可能かのチェックは書類で行い、自己申告(要資格)なので、非常に重要な仕事です。輸入し、国内で販売する時点で、実際に禁止成分が配合されてないか、また衛生面でばい菌などの混入がないかは、日本国内にある社外の専門機関に委託して成分分析チェックするのが一番安心です。輸入の都度、すなわちロットごとに抜き打ちチェックするのが安心ですが、そこまでは義務とはなっていません。コストと時間がかかるので、されてないケースも多いのではないでしょうか。定期的に仕入れてるとなると、なおさらです。

 

チェックする書類は現地の言葉で書かれており(外国語で原料や法律の専門用語までわかる必要がある)、かつ、法律に詳しい必要があるので、できる人材が非常に限られます。不慣れな人が行うと

 

チェックしたけど見逃した

という現象も起きうるわけです。(もちろん専門家であってもミスは起こり得ます)

 

日本で使用が禁止されている、例えばホルムアルデヒドは、防腐剤として配合が許可されている国もあります。

チェック漏れが起こると、そのまま輸入され製品化されてしまい、後々大問題になってしまうわけです。

 

2015年10月16日、日本では配合が禁止されている「ホルムアルデヒド」が百均のマニキュアに入っていて回収するという大問題が起きました。

国産であったなら、もともと配合しませんから、起きなかった問題だったと言えます。

 

問題が起きた理由は

  1. 海外のメーカーがホルムアルデヒドが入ってるのを隠すために敢えて成分表から除外した
  2. 成分表に記載されていたが、それを見逃してしまい、後に何らかの事情で発覚した

などが考えられますが、1ではなく2であった可能性の方が高い気がします。もしかすると、ある時点から予告なく配合成分が変更になっていたのかもしれません。iherbなどの個人輸入で化粧品や日用品を毎月購入していますが、前回と品質が明らかに変わっているということが頻繁にあり、製品レビューにもそのクレームをよく見かけます。日本では考えられないことです。

 

化粧品や原料を輸入するということは、そういう事故が起こる可能性があるということです。

 

体に害がある製品を気づかず使い続けてしまう、ということは避けたいものです。

 

あまり具体的に書くのもはばかられますが、2007年、A国産の歯磨き粉を輸入したB国で、それを使った何人もの方が亡くなるという事件がありました。ジエチレングリコールという有害成分が歯磨き粉に入っていたのでしたが、生産国ではその成分に対する規制がなかったのです。

 

実生活では、輸入品を避けることはできませんが、できたら日本で製造された製品を使いたいです。

 

 

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