2010年から、ネイル業界の中でもジェルネイル専門として、東京・新宿でネイルスクールとサロンを運営して10年以上経ちました。現在も一線で活躍しているネイリストであり、ネイルスクール講師であり、経営者でもある立場から、変遷してきたネイル業界を考えて、過去・現在・未来のジェルネイルについて解説していきます。
コロナをはさんだ業界の変化に、いえ、社会の変化に驚愕しつつ情報を提供させて頂きます。
ジェルネイルが初めて日本に登場したのは2002年のCalgel(カルジェルというジェルメーカー)と言われています。そこから考えると現在の2023年時点で20年以上経っていますが、ジェルネイルが一般的に普及するようになったのはここ10年位です。
2010年に全国にネイルサロン専門店が約1万件となり(経済産業省の 「細分類 ネイルサービス業」より)、
厚生労働省からは「ネイルサロンにおける衛生管理に関する指針」が発令され、
2014年にネイルサロンが初めて総務省の日本産業分類に登録(資料3-4)され、職業として国にも認可されました。
ジェルネイルサロンは日本ではまだまだ歴史が浅い業界と言えます。ですが、あっという間に全国に広がり、大ブレイクし、日常に溶け込んできました。
2010年以前でも、ネイルサロンは広がりつつありましたが、「マニキュア」(ネイルポリッシュ)や「アクリルスカルプ」がメインで、ジェルネイル専門サロンはまだほとんどありませんでした。ジェルネイルの存在がまだ広がってなかったわけです。アイフォン第一号のスマホが誕生したのが2007年ですから、ガラケーメインでSNSもなかった頃は、情報の広がり方も今よりゆっくりだったと思われます。
当初はマニキュアをメインにしたネイルアートが広がっていました。でも、いくらネイルサロンでプロに施術してもらったとしても、マニキュアは今のジェルネイルのように塗った後、長持ちしなかったため、ジェルネイルが登場したときの衝撃はすごいものでした。施術してきれいになった状態のネイルが3~4週間もツヤツヤできれいなままなのです。1度でも体験した人たちは、二度とマニキュアには戻らず、ジェルネイルに感動し、どんどん普及していきました。
ですが、ジェルネイルのサロンが増えたとはいえ、2023年時点でも、まだジェルネイルを体験したことのない人達も多数存在しています。それはマニキュアと違って、ジェルネイルはネイルサロンに行く必要があり、一人で気軽にできないからでもあります。ネイルサロンは事前に予約しておかないといけないのです。駅前にあるネイルサロンに「今日こそ行ってみよう」と思って勇気を出して行ってみても、受け付けてもらえないのです。
そんなわけで、行ってみたいと思いつつも、行く機会を逸してる方も多いわけです。
これから体験する方達にも向けて、改めて、ジェルネイルの世界について4つのカテゴリーに分けてその魅力をご紹介いたします。魅力だけでなく、ジェルネイルによるマイナス面も包み隠さず触れていこうと思います。
もし何かほかに疑問や気になることがありましたら、お答えしていきますので、下部のコメント欄にメッセージを下さい。
いつでも大歓迎です。ペンネーム可能です。
マニキュアとジェルネイルは何がちがうのでしょうか?12のパターンでご紹介していきます。
ただ素敵で楽しいだけではないジェルネイルの裏にある問題とは?14のパターンで、ご紹介し、対策方法もご紹介いたします。
男性からも子供からも憧れられるネイリストとは、どんな仕事で、ネイリストになるにはどうしたら良いのでしょうか?8つのパターンでご紹介していきます。
何も知らないあなたの爪の世界。2つのパターンでご紹介しています。
→●爪学
ジェルネイルの世界
ジェルネイルはお客様としてネイルしてもらう事も、ネイリストとしてお仕事にすることにも魅力が満載です。ネイリストは女性にとって起業しやすい仕事でもあるのです。いったいネイリストはどんな仕事なのか?どうやったらネイリストになれるのか?など仕事としての内容や将来性と魅力にもせまってみます。
ジェルネイルにおける爪学は教養としても役立つ知識です。この頁から広がる世界は記事として少しずつ増やし、また内容も適宜見直していきます。読みやすいように似た記事にリンクされていますので、記事の量はたくさんありますが、どうぞご覧ください。