ジェルネイルオフに使用する危険なアセトンは純度が高い
2018/10/6にヤフーニュースで
母親がマニキュア落としに使った除光液から有毒物質、同じ部屋で寝ていた2か月男児が中毒
という記事が配信され、こちらにも何人もの方がご連絡を下さいました。
偶然にもその数日前にこのブログでアセトンの記事を書いていたので、続けてお知らせしたいと思います。
調べると過去に似たような事故はいろいろあるようです
上記の事故はいずれも「マニキュアを除光液で落とした時」と記載されていますが、基本的に除光液に含まれるアセトンの含有量は高くありません。それでも赤ちゃんには大変危険なわけです。しかし、最近はやっているセルフネイルでは、マニキュアではなくジェルネイルを楽しむ方が多く、ジェルネイルを落とすにはマニキュアの除光液とは違って純度の高いアセトン原液を直接使って爪先をパックするようにして時間を掛けながら溶かしてオフします。そのためマニキュアの除光液よりはるかに危険だということが言えます。
アセトンは非常に気化熱が低く、触ると体温で瞬間的に揮発し、その際に肌から油分が抜けて白くなります。マニキュアの除光液と匂いは似てるので、同じだと思われてる方も多いのですが、成分構成はまったく異なり、使った感じもかなり違います。
気化したアセトンは呼吸する時に、肺から粘膜吸収され、
また肌に触った場合、皮下組織にも浸透し体内に吸収されていきます。アセトンのよう化学物質は油脂にも水分にも溶け、分子量が小さく、角質層のバリアを通過し皮下組織を経由して体内に吸収されてしまいます。
肺=粘膜や、肌から吸収されてしまうと、食べ物とことなり簡単にトイレで排出されず、体内に蓄積されてしまいます。「環境ホルモンとは」という記事も化学物質の粘膜や経皮吸収についての記事で参考になります。
アセトンを販売する際に提出しなければならないMSDS(化学物質安全性データシート)についての記載は「アセトンを使用しないでネイルをオフ」に詳しく書いてあります。
前回のブログ記事「アセトンが健康に悪影響を及ぼす理由」にも書きましたがアセトン使用の際は「局所排気装置」が義務付けられ、さらにその局所排気装置の定期自主検査も必要です。気化したアセトンが部屋に充満して吸い込まないようアセトンを使用するすぐ横(局所)で換気しなさいという意味です。また引火しやすいので、たばこや静電気などでも引火・爆発し大変危険です。
部屋の天井近くに換気扇があるのではあまり意味がありません。タバコの煙などは上に上っていきますが、アセトンは気化したあと、空気より重いので、上にではなく下方向に沈んで床の方に滞留するからです。
マックスオーガニック®では、アセトンを使用しないオーガニックメソッド®のジェルネイル施術方法をお教えし施術させて頂いています。
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